おうち時間にぴったりな“ソロボードゲーム”って?
そもそも一人用ボードゲームってどんなもの?
一人用ボードゲームとは、他のプレイヤーがいなくても1人で完結して楽しめるゲームのことです。通常、ボードゲームは複数人でプレイすることが前提ですが、近年は「ソロプレイモード」を備えたものや、最初から1人用に設計されたゲームが増えています。
ソロボードゲームには、大きく2つのパターンがあります。ひとつは「本格的な戦略ゲーム」タイプ。これは1人でじっくり考えながら取り組むことができ、シミュレーション感覚に近い楽しみがあります。もうひとつは「軽めのパズル系」など短時間で遊べるタイプで、サクッと遊んで気分転換したいときにぴったりです。
コロナ禍以降、家で一人の時間を過ごす人が増えたことで、こうしたソロ専用・対応ボードゲームの需要も大きく伸びました。さらに、スマホやデジタルゲームと違って、手を動かす“アナログ体験”としても評価されており、「デジタル疲れのリセット手段」として選ばれることも多いです。
誰にも気を使わず、ルールも自分のペースで確認しながら進められるのがソロプレイの最大の魅力です。おうち時間に静かに集中したい人にとって、ソロボードゲームはまさに理想的な趣味のひとつと言えるでしょう。

一人だからこそ楽しい!ボードゲームの魅力とは?
自分のペースでじっくり楽しめる
ソロボードゲームの最大の魅力は「自分のペースで進められる」ことです。対戦相手がいると、どうしても他人の手番やテンポに気を配らなければなりませんが、一人用ならそれが一切ありません。ルールを確認しながらでも、自分だけの世界に没頭してゲームを楽しむことができます。
途中で中断しても誰にも迷惑をかけず、好きな時間に再開できるのもポイントです。たとえば料理の合間や、仕事の休憩時間など、「すきま時間」にも遊べる柔軟性が魅力です。
集中力を高める“頭の体操”として最適
一人用のボードゲームには、戦略を練る要素が強いものも多く、脳をしっかり使う「思考系ゲーム」としても人気です。難解なパズルやリソース管理型のカードゲームなど、クリアするためにはじっくり考える必要があります。
この思考のプロセスこそが、ソロプレイの醍醐味。終わった後の達成感や「次はこうしてみよう」という分析的な楽しさは、一人プレイならではの満足感をもたらします。
デジタルとは違うアナログの触感が心地よい
スマホやパソコンとは異なり、ボードゲームは「実物を触る」というアナログ体験があります。カードをめくったり、コマを動かしたりする触感は、目や脳だけでなく手を使って遊ぶことで、五感が刺激されるという特徴があります。
こうしたアナログ的な遊びは、デジタル疲れを感じている人や、目を休めたいときにも最適です。自然と集中力が高まり、気持ちをリセットする時間としても活用できます。
一人時間を「孤独」から「充実」へ変えてくれる
一人時間を持て余すと、どうしても孤独感を感じやすくなります。しかし、ソロボードゲームは「自分だけの楽しい時間をつくる」ためのツールです。ゲームに没頭することで、寂しさを感じるどころか、「もっとこの時間を楽しみたい」と思えるようになります。
特に、ストーリー仕立てのボードゲームや、日記形式で進行するゲームなどは、まるで小説や映画のように、自分が物語の主人公になったかのような没入感を味わえます。これはまさに、一人であることがプラスになる遊びです。

ジャンル別・おすすめ一人用ボードゲーム8選【初心者向け・没頭型・短時間型】
初心者におすすめ!気軽に始められるソロボードゲーム
これからボードゲームを始める人にとって、「ルールが簡単」「準備が少ない」「短時間で遊べる」という3つのポイントは重要です。初心者向けのゲームは、説明書を読んだらすぐに始められる設計がされており、難解な計算や管理要素も少なめです。
おすすめは『Onirim(オニリム)』。夢の中を冒険するという独特の世界観と、1人用に特化したカード構成で、運と戦略のバランスが絶妙です。カードを揃えて出口を見つけ出すという明確な目標もあり、達成感も得やすいです。
また『ラブレター』のような軽めのゲームでも、ソロ用ルールが追加されているものがあります。こうした作品は、1回10〜15分程度で終わるので、忙しい人にも最適です。
「ちょっと空いた時間に遊べて楽しい」という成功体験を重ねることで、さらに深いボードゲームの世界へ興味が広がるでしょう。
没頭したい人向け!じっくり考える戦略型ゲーム
「時間を忘れてじっくり取り組みたい」「本格的なゲーム性を楽しみたい」という人には、リソース管理型やパズル要素のあるボードゲームがおすすめです。
代表作は『Friday(フライデー)』。デッキ構築とリスク管理を組み合わせたゲームで、1人の無人島サバイバルというユニークなテーマです。ランダム性と戦略性のバランスが優れており、何度でもリプレイしたくなる中毒性があります。
もう一つは『アグリコラ:ファミリーバージョン』。本来は複数人向けですが、ソロプレイモードで自分の農場を発展させていく過程が楽しく、コツコツ系の楽しさを味わえます。
こうしたタイプのゲームは、1回のプレイに30分〜1時間かかるものもありますが、だからこそ深く没頭できます。
短時間で遊べる“スキマ時間”活用ゲーム
忙しい毎日でも、「ちょっと気分転換したい」「5〜10分だけ遊びたい」という場面は意外と多いものです。そんな時には短時間で完結するソロボードゲームが活躍します。
『Palm Island(パームアイランド)』は、カードだけでどこでも遊べるという超コンパクト設計が魅力。ゲーム自体も5〜15分で完了し、繰り返し遊ぶことで戦略の幅も広がります。
また『Hostage Negotiator(人質交渉人)』は、事件を解決する交渉型ソロゲームで、短時間ながらドラマチックな展開が味わえることで人気です。毎回異なるストーリー展開になるため、飽きが来ません。
こうしたゲームは「ながらプレイ」や「移動中の暇つぶし」にも適しており、ソロプレイのハードルをぐっと下げてくれます。
世界観重視派に!ストーリー×ソロプレイ作品
一人でも物語にどっぷり入り込めるタイプのゲームも人気です。ストーリーブックやイベントカードを読み進めながら展開する“読書感覚のボードゲーム”と呼ばれるジャンルです。
注目は『Legacy of Dragonholt(ドラゴンホルトの遺産)』。文字を読み、選択をしながら自分だけの冒険を進めるゲームで、まるでゲームブックとRPGを融合させたようなプレイ感です。声に出して読んでも楽しく、1人で「冒険に出かける」という非日常が味わえます。
また『This War of Mine』のボードゲーム版も、サバイバル要素と物語性が強く、感情に訴えかける深みのある作品です。ゲームを通じて「考えさせられる」体験をしたい人には特におすすめです。
読書・映画のように没入できるソロゲームは、一人の時間を充実させる強力なツールとなります。

どう選ぶ?失敗しない一人用ボードゲームの選び方3つのコツ
1. 自分の「集中力の持続時間」に合うものを選ぶ
一人用ボードゲームを選ぶ際、最も重要なのは「どのくらいの時間、集中できるか」を考えることです。たとえば、仕事や家事の合間に短時間だけ遊びたい人と、週末に1時間以上じっくり取り組みたい人では、最適なゲームが異なります。
短時間で終わるゲームは手軽に始められる反面、内容が浅く感じられることもあります。一方で、長時間プレイ型のゲームは没入感がありますが、継続的に時間を確保する必要があります。
まずは「自分の1回あたりのプレイ時間」を想定し、それに合ったゲーム時間の目安(10分・30分・60分など)を基準に選びましょう。
2. 好きなテーマ・ジャンルに近いものを選ぶ
人それぞれ、興味を引かれるテーマやジャンルがあります。歴史、ファンタジー、推理、サバイバル、経営…こうした「好きな世界観」に近いボードゲームを選ぶことで、より没頭しやすくなります。
例えば、RPGが好きな人には物語進行型やキャラクター育成要素のあるボードゲームが向いています。反対に、論理的な思考を楽しみたい人は、パズル要素の強い作品やデッキ構築型ゲームが満足度が高いです。
「テーマが面白そうだからやってみたい」という気持ちは、ルールの複雑さを乗り越える原動力にもなります。感情移入できるテーマがあると、継続してプレイしたくなります。
3. 続けやすいサイズ感・価格帯で選ぶ
ソロ用ボードゲームには、カードだけの小型タイプから、大きな箱で内容物が豊富な本格派までさまざまです。自分の収納スペースやプレイ環境に合ったサイズを選ぶことも大切です。
価格についても、初心者はまず2,000〜3,000円程度のゲームから始めるのが無難です。高額で複雑なゲームは、買ってから「思ったより難しくて遊ばなくなった」という失敗も起こりがちです。
また、持ち運びやすいゲームを選べば、カフェや旅先でも気軽にプレイできるというメリットがあります。1人で遊ぶ習慣を生活に取り入れやすくなります。
まとめ:自分のライフスタイルに合うゲームを探そう
失敗しないボードゲーム選びのカギは、「自分をよく知ること」です。時間、興味、環境。それぞれに合ったゲームを選べば、買って満足、遊んで満足という理想的な体験が得られます。
焦って難しそうなゲームに手を出すよりも、まずは「楽しく、気軽に遊べること」を重視して、徐々に好みを探っていくのが成功の近道です。
おうち時間をより豊かにするために、あなたにぴったりの一人用ボードゲームをぜひ見つけてください。

実際にやってみた感想&リアルな活用シーン紹介
平日夜の「ひとり時間」にぴったりの癒し体験
仕事終わりの夜、テレビやスマホに飽きたときに手に取ったのが『Onirim』。準備が簡単で、1プレイ15分程度。頭をほどよく使いながら、静かな時間を楽しめる感覚が心地よく、1日の終わりにぴったりでした。
音楽を流しながら、照明を少し落としてプレイすると、まるでカフェで読書しているような感覚に。デジタルでは味わえない、“手を使って思考する楽しさ”が広がります。
このように、ボードゲームは「気持ちをリセットする夜のルーティン」としても非常におすすめです。
休日の午後、没頭タイムでストレス発散
ある日曜日、何も予定がなかったので『Friday』に挑戦。最初はルールに戸惑いましたが、2〜3回プレイするうちに感覚がつかめて、気づけば2時間以上夢中になっていました。
試行錯誤を繰り返しながら、自分のデッキが強化されていくプロセスは非常に爽快で、「もう1回だけ!」が止まらない。ゲームを通じて“考えること”そのものが楽しいと再認識できました。
ソロプレイは他人と比べる必要もなく、純粋に「自分との勝負」を楽しめるのが魅力です。
旅行先や出張時の“ひとり時間”にも最適
コンパクトなボードゲームは、出張や一人旅にも持っていけます。実際に、ホテルの部屋で『Palm Island』をプレイした際、スーツケースに余裕で入るサイズ感と、短時間プレイの手軽さに驚きました。
旅先で観光を終えた夜に、静かな部屋でボードゲームを楽しむ。そんな体験は、「一人旅でも退屈しない工夫」として非常に有効です。
今では出張時に必ず1つは持ち歩くようになり、ホテル滞在中の小さな楽しみになっています。
自宅での“ノンデジタルデー”に活用
スマホやPCを一切使わない「ノンデジタルデー」を意識的に設けるようになってから、アナログボードゲームは欠かせない存在になりました。
特に『ドラゴンホルトの遺産』のような物語系ゲームは、読書感覚でプレイでき、デジタル断ちの1日を豊かにしてくれるアイテムとして非常に重宝しています。
「今日は電源を使わずに過ごそう」と決めた日、ボードゲームを広げて、コーヒーを淹れて、音楽を流す。その時間はまさに、“自分だけの静かな贅沢”です。

ボードゲームをもっと楽しむ工夫と収納・保管のコツ
雰囲気づくりでプレイの満足度がアップ
ボードゲームは「遊ぶ環境」を少し工夫するだけで、楽しさが大きく変わります。例えば照明を少し暗くして間接照明にしたり、BGMを流したりするだけでも、没入感が増します。
テーマに合わせた音楽やアロマを用意すると、プレイ中の気分がより高まります。ファンタジー系のゲームならオーケストラ調の音楽、ミステリー系ならジャズや環境音などがおすすめです。
こうした演出を取り入れることで、ゲームそのものだけでなく「プレイ体験」全体を楽しむことができます。
アイテム管理の工夫でストレスフリーに
ボードゲームはパーツが多いため、整理整頓や管理がしやすい環境を作ることが重要です。100均などで購入できる仕切り付きケースや小物収納ボックスを活用すると、プレイ前後の準備・片付けがスムーズになります。
カード類はスリーブに入れておくと耐久性が増し、シャッフルもしやすくなります。コマ類やトークンはジッパーバッグで分類しておくと便利です。
収納環境が整っていると、「遊びたいときにすぐ出せる」=プレイ頻度の向上にもつながります。
遊んだ記録を残すと満足度が倍増
ボードゲームのプレイ記録をノートやアプリに残しておくと、後から見返す楽しみがあります。スコアや勝敗、使った戦略、感想などを記録しておくことで、「自分だけのゲーム日記」として成長を感じられます。
写真付きでSNSに投稿すれば、他のボードゲーマーとの交流も生まれます。InstagramやX(旧Twitter)には#ソロボドゲなどのハッシュタグもあり、情報交換や新しい作品との出会いのきっかけにもなります。
記録をつけることで、ゲームの振り返りや次回プレイへの意欲も高まるのでおすすめです。
収納の工夫でインテリアに馴染ませる
「ボードゲームはかさばるから…」という悩みを持つ方も多いですが、収納の工夫次第で“見せる収納”にもなります。本棚や収納ボックスにラベルを貼る、色や大きさでまとめるなど、インテリアに合わせて配置することで部屋になじみます。
また、ボードゲーム専用の収納家具やトレイも販売されており、おしゃれにまとめたい人にはおすすめです。定位置を決めておけば、「プレイする・戻す」の習慣化がしやすく、生活リズムにも組み込みやすくなります。
自分の生活空間にしっくりくる形で収納できれば、ボードゲームがより身近で、長く続けられる趣味になります。

まとめ|おうち時間を“最高の趣味タイム”に変えよう
一人時間こそ、自分を満たすチャンス
現代の生活では「ひとりの時間」が増えがちですが、その時間をどう使うかが心の豊かさを大きく左右します。ソロボードゲームは、そんな一人時間を「退屈な孤独」から「充実した趣味の時間」へと変えてくれる力を持っています。
スマホやテレビに頼らず、手を使って思考し、自分のペースで楽しめるアナログゲームは、まさに“現代人にこそ必要な癒しの時間”といえるでしょう。
目的に合わせたゲーム選びが鍵
ソロボードゲームには、短時間で遊べるものから、じっくり考え込む戦略型、物語に浸れる没入型まで、多様な選択肢があります。大切なのは「今の自分に合ったゲーム」を選ぶことです。
疲れている日は軽めのゲームで癒され、週末には濃密なゲームで非日常を楽しむ。そんな使い分けができるのも、ソロプレイの魅力です。
習慣にすると、生活が豊かになる
ボードゲームを「たまに遊ぶ特別なもの」ではなく、日常の中に取り入れる習慣にすることで、暮らしの質は格段にアップします。毎日数分でも「考える時間」や「静かな楽しみ」を持つことで、気持ちの安定にもつながります。
また、記録をつけたり、お気に入りの場所や環境を整えたりすることで、より満足度の高い趣味として定着していきます。
あなたに合った“ひとり用ゲーム”で、今日から変わる
この記事を通して、少しでも「ソロボードゲームやってみたいかも」と感じた方は、まずは一つ、気になる作品から始めてみてください。1人でも遊べる、という事実があなたの“おうち時間”の質を大きく変えてくれるはずです。
最初の一歩は軽く、でもその一歩が、趣味の世界を広げ、心を満たしてくれる大切な入り口になります。
あなたのおうち時間が、最高の趣味タイムになりますように。




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