家族時間がもっと楽しく!おすすめの面白いボードゲーム厳選ガイド

家族
  1. 家族でボードゲームを楽しむメリットとは?
    1. デジタル離れで心の距離が近づく
    2. コミュニケーション能力の向上
    3. 子どもの知育に効果的
    4. 家族の「思い出づくり」のきっかけに
  2. 面白さ重視!選び方の3つのポイント
    1. ① 年齢に合わせた難易度で選ぶ
    2. ② プレイ人数と所要時間をチェック
    3. ③ 協力型か対戦型かで雰囲気が変わる
    4. ④ リピート性の高いものを選ぶ
  3. 【タイプ別】家族で盛り上がる面白いボードゲーム15選
    1. ① 笑って盛り上がる!おもしろ系ボードゲーム
    2. ② チームで挑戦!協力型ボードゲーム
    3. ③ 頭を使って勝負!戦略型ボードゲーム
    4. ④ 誰でも楽しめる!運まかせ系ボードゲーム
  4. 年代別おすすめボードゲームガイド
    1. ① 幼児(3〜6歳)向けのおすすめボードゲーム
    2. ② 小学生(7〜12歳)向けのおすすめボードゲーム
    3. ③ 中高生向けのおすすめボードゲーム
    4. ④ 大人も夢中になれるおすすめボードゲーム
  5. 家族の絆が深まる!活用シーン別おすすめゲーム
    1. ① 雨の日・外出できない日の室内遊びに
    2. ② 旅行先・帰省時の娯楽として
    3. ③ 年末年始・お盆などの家族集合時に
    4. ④ 誕生日や記念日のサプライズに
  6. 迷ったときはこれ!編集部おすすめTOP3
    1. 第1位:ナンジャモンジャ|子どもも大人も爆笑必至の定番
    2. 第2位:ブロックス|戦略好きにもおすすめ!知育要素満載
    3. 第3位:ジャストワン|協力プレイで会話が盛り上がる
  7. よくある質問&トラブル対処法
    1. Q1. 子どもが負けて泣いてしまうとき、どう対応すればいい?
    2. Q2. ルールを覚えるのが苦手な家族がいる場合は?
    3. Q3. 途中で飽きてしまう子どもにはどう対応すべき?
    4. Q4. ケンカになったときの対処法は?
  8. まとめ:ボードゲームで家族の時間を特別にしよう

家族でボードゲームを楽しむメリットとは?

デジタル離れで心の距離が近づく

現代の家庭では、スマートフォンやタブレット、テレビなどのデジタル機器が常に身近にあり、家族全員がそれぞれの画面に没頭してしまう場面が増えています。
そんな時にボードゲームは、自然と「顔を見て会話をする時間」を作り出してくれます。

プレイ中はルールの説明やリアクション、作戦の相談などが飛び交い、普段あまり話さないような親子や兄弟の間でも自然と会話が生まれます。
笑ったり悔しがったり、リアルな感情を共有できるのは、画面越しでは味わえない特別な体験です。

実際に、週末の夜に家族でボードゲームを楽しむ習慣を取り入れた家庭では、「子どもがスマホに触れる時間が減った」「夫婦間の会話が増えた」といった声も多く聞かれます。
ボードゲームは、単なる遊びにとどまらず、デジタルに傾きがちな生活バランスを整える大切なツールとも言えるのです。

家族がリビングでボードゲームを囲み、笑顔で楽しんでいる様子

コミュニケーション能力の向上

ボードゲームは、ただ遊ぶだけでなく、他者と関わることが前提となるため、コミュニケーション能力を自然に育むのに最適です。
特に子どもにとっては、「順番を守る」「人の話を聞く」「交渉する」「勝ち負けを受け入れる」といった社会性の基本を学ぶ機会になります。

また、ゲームによっては「協力してクリアする」タイプのものも多く存在します。
そのような協力型ボードゲームでは、家族で知恵を出し合い、役割分担や助け合いを経験することができます。
こうした体験は、家庭の中でしか得られないチームワークの感覚を養います。

親の立場でも、子どもの性格や得意不得意が見えやすくなり、日常生活とはまた違った一面を知ることができる点も魅力の一つです。
遊びながら子どもを理解し、成長をサポートできるという意味でも、ボードゲームは極めて有意義なツールと言えるでしょう。

家族が協力型ボードゲームをプレイしながら戦略を話し合っている様子

子どもの知育に効果的

多くのボードゲームは、楽しさの中に「考える力」や「ルール理解力」などの知育要素が巧みに組み込まれています。
数字を使うゲームでは計算力、カードの順番を覚えるゲームでは記憶力、そして戦略を練るゲームでは論理的思考力が自然と鍛えられます。

特に近年注目されているのが、プログラミング思考や空間認識力を高めるタイプのボードゲームです。
例として「コードマスター」や「ロジックパズル」など、遊びながらSTEAM教育の一端を担えるゲームも登場しています。

また、勝敗のあるゲームに取り組むことで、子どもは「悔しさに向き合う力」や「最後まで取り組む粘り強さ」も学べます。
親がうまくフォローしながら一緒に遊ぶことで、ゲームを通して感情コントロールの訓練にもなるのです。

遊び=学びとなる経験は、家庭教育において非常に重要です。
学校では得られない体験価値をボードゲームで補えるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

子どもがボードゲームを通じて楽しく学んでいる様子

家族の「思い出づくり」のきっかけに

ボードゲームは、ただ遊ぶだけで終わらず、「家族の思い出」として心に残る貴重な時間を提供してくれます。
ゲーム中の笑い声、ちょっとしたハプニング、意外な一面の発見──そのすべてが、後々まで語り継がれる家族の宝物になるのです。

特に、年末年始やお盆など家族が集まりやすいタイミングにボードゲームを取り入れると、「恒例のイベント」として定着しやすくなります。
例えば、「このゲームは毎年お正月にやってるね」といったようなエピソードは、子どもたちにとって深く印象に残るでしょう。

ボードゲームには“非日常”を作り出す力があります。
普段は忙しくてゆっくり話せない家族同士でも、ゲームの時間を通して新たな絆を感じることができる。
それは何年経っても心に残り続ける、かけがえのない思い出となります。

家族の絆を深める時間を意識的に作ることは、今の時代だからこそ大切です。
その第一歩として、ボードゲームは最高の選択肢と言えるでしょう。

家族がボードゲームを通じて特別な時間を共有している感動的な場面

面白さ重視!選び方の3つのポイント

家族みんなが「面白い!」と感じるボードゲームを選ぶには、ただ人気や見た目だけで選ぶのではなく、いくつかの視点からゲームの特性を見極めることが大切です。
ここでは、家族でボードゲームを選ぶ際に失敗しないための、重要な3つのポイントをご紹介します。

① 年齢に合わせた難易度で選ぶ

ボードゲームを家族で楽しむうえでまず重視したいのが、「年齢に合った難易度」の選定です。
面白いゲームであっても、子どもにとって難しすぎれば途中で飽きてしまったり、理解できずに楽しめなくなることがあります。

特に小さな子どもがいる家庭では、「色合わせ」「形合わせ」などの視覚的な理解だけで遊べるゲームがおすすめです。
例えば『ドブル』『ナンジャモンジャ』のように、ルールがシンプルで瞬時の反応を楽しめるタイプは非常に人気があります。

逆に中高生や大人が中心の家庭では、ある程度の戦略性や交渉要素があるゲームの方が楽しめます。
『カタンの開拓者たち』や『コードネーム』などは、プレイヤー同士の駆け引きがあり、飽きずに何度も遊べる奥深さがあります。

ポイントは、家族の「一番若いプレイヤー」に難易度を合わせること。
みんなが理解しやすいゲームを選ぶことで、全員が同じ土俵で楽しめ、自然と盛り上がる空間が生まれるのです。

年齢に応じたボードゲームを楽しむ家族の姿

② プレイ人数と所要時間をチェック

家族でボードゲームを選ぶ際に意外と見落とされがちなのが、「プレイ人数」と「所要時間」です。
せっかく面白そうなゲームを選んでも、人数が足りなかったり、ゲームが長すぎて途中で飽きてしまうと台無しになってしまいます。

例えば、4人家族なら「2〜4人用」と書かれているゲームが最適です。
5人以上で遊びたい場合は、「拡張セット」があるかどうかもチェックポイントになります。
『犯人は踊る』や『ワードバスケット』のように、人数が多くてもテンポよく遊べるゲームは、特に大家族におすすめです。

所要時間も重要で、30分以内で終わるゲームはテンポがよく、子どもが集中を切らさずに楽しめます。
一方で、1時間以上かかるゲームは深い戦略性や物語性がある反面、小さい子どもには難しく感じることもあります。

「今日は短時間で何種類か遊びたい」「じっくり1つのゲームを楽しみたい」など、遊ぶシーンや時間帯に応じて、柔軟に選べるとベストです。

人数と所要時間を考慮してボードゲームを選ぶ家族の様子

③ 協力型か対戦型かで雰囲気が変わる

ボードゲームには大きく分けて「協力型」と「対戦型」の2種類があります。
どちらを選ぶかによって、ゲーム中の雰囲気や家族の盛り上がり方が大きく変わるため、好みに応じて使い分けることが重要です。

協力型ゲームは、家族全員で「同じ目的」に向かってプレイします。
『パンデミック:新たなる試練』や『ザ・マインド』のように、敵はゲーム自体であり、全員で戦略を話し合って勝利を目指すのが特徴です。
子どもが負けることへのストレスを感じやすい場合にもおすすめです。

一方、対戦型ゲームはプレイヤー同士が勝ち負けを競い合うタイプ。
『人生ゲーム』『ブロックス』『ラブレター』などが該当し、シンプルながら熱く盛り上がれる点が魅力です。
ただし、負けん気の強い子ども同士だとトラブルになることもあるため、大人がうまくフォローすることが求められます。

協力型は「家族の結束感を高める」、対戦型は「スリルと笑いを楽しむ」といったように、それぞれの特徴を理解して選ぶと、ゲーム体験がより充実します。

協力型と対戦型のボードゲームを比較しながら選ぶ家族

④ リピート性の高いものを選ぶ

「何度も繰り返し遊びたくなるか?」という視点も、面白さ重視の選び方には欠かせません。
最初は楽しくても、ルールが単調だったり展開が毎回同じだと、すぐに飽きられてしまいます。

リプレイ性が高いゲームには、毎回異なる展開が生まれる要素があります。
例えば、カードの引き方によって内容が変わる『キャット&チョコレート』や、プレイヤーの発想力で変化する『ジャストワン』などがその代表例です。

また、「拡張セット」があるゲームは、新しいルールやアイテムが追加され、遊び方に幅が出ます。
『カタン』や『ドミニオン』などは、拡張性の高さから長期間にわたって遊ばれ続けています。

子どもたちが成長しても遊べるように、年齢やスキルの変化に対応できる柔軟性を持ったゲームを選ぶと、家族の思い出アイテムとして長く愛用できます。

最初に買う1本として「リプレイ性が高いゲーム」を選ぶことは、結果的にコスパも良く、家族全体の満足度もアップします。

繰り返し遊んでも飽きないボードゲームに夢中な家族

【タイプ別】家族で盛り上がる面白いボードゲーム15選

「家族みんなで盛り上がれる面白いボードゲーム」と一口に言っても、笑いを重視したもの、戦略が求められるもの、チームワークが必要なものなど、タイプはさまざま。
ここでは、家族構成や好みに合わせて選びやすいように、「ゲームの盛り上がり方」に着目した4つのタイプ別におすすめのボードゲームをご紹介します。

① 笑って盛り上がる!おもしろ系ボードゲーム

家族の笑い声が絶えない時間を作ってくれるのが「おもしろ系ボードゲーム」。
ルールはシンプルでも、思わず爆笑してしまうような仕掛けや、プレイヤーの言動が笑いに変わるタイプのゲームが中心です。

代表的なものに『ナンジャモンジャ』があります。
カードに描かれた謎のキャラクターに即興で名前をつけ、それを覚えて再び出てきたら叫ぶ──というだけのルールですが、名前の付け方や反応がユニークすぎて、子どもから大人まで爆笑必至です。

また『ワードバスケット』は、しりとりとカードゲームが融合したような作品。
スピード感と語彙力が求められ、言葉をひねり出すプレイヤーに家族みんなが大笑いすること間違いなし。

さらに『キャット&チョコレート』では、無理やりな言い訳や奇想天外な発想に笑いが生まれます。
とにかく楽しく、ルール説明に時間をかけずにすぐ遊びたい時にぴったりのタイプです。

家族みんなが笑顔で爆笑しながらボードゲームを楽しんでいる様子

② チームで挑戦!協力型ボードゲーム

家族みんなで「一緒に勝つ」ことを目指して盛り上がるのが、協力型ボードゲームです。
誰かが勝つ・誰かが負けるのではなく、「みんなで知恵を出し合ってクリアする」という感覚が、家族の絆を深めてくれます。

定番の『パンデミック:新たなる試練』は、プレイヤー全員でウイルスの感染拡大を防ぎ、世界を救うというスリリングな内容。
リアルタイムで相談しながら進めるため、自然と会話が弾み、家族の連携プレーが試されます。

『ザ・マインド』は、数字を声に出さずに順番通りに出すという、シンプルながら超高度な“以心伝心”ゲーム。
成功したときの一体感は感動モノで、親子でも「通じ合った!」という喜びを体感できます。

小さな子どもがいる場合は『スコットランドヤードJr.』など、簡略化された協力ゲームから入るのがおすすめ。
「みんなで協力して何かを達成する」という経験は、家庭内で得られる貴重な教育のひとつでもあります。

協力型ボードゲームで家族が一緒に作戦を練っている様子

③ 頭を使って勝負!戦略型ボードゲーム

論理的思考や先読み力、戦術の組み立てが求められる「戦略型ボードゲーム」は、知的な刺激とやりごたえを味わいたい家族におすすめです。
子どもにとっても考える力を育むことができ、大人にとっても本気で楽しめるジャンルです。

代表格はやはり『カタンの開拓者たち』。
資源を集めて街を発展させる中での交渉や駆け引きが絶妙で、勝ち筋を見つけるたびに家族内で歓声が上がります。
大人も夢中になるその奥深さが人気の理由です。

『ブロックス』もシンプルながら奥が深く、相手の動きを先読みしながら自分のピースをどこまで広げられるかが勝負のカギ。
小学生からプレイできるのも魅力です。

中級者向けには『スプレンダー』や『アズール』もおすすめ。
ゲームの見た目も美しく、飽きが来にくいリプレイ性の高さも魅力です。
「何度でも遊びたくなる知的ゲーム」として、戦略型は一家に一箱あると便利なジャンルです。

真剣な表情で戦略型ボードゲームに取り組む家族の様子

④ 誰でも楽しめる!運まかせ系ボードゲーム

小さな子どもから高齢の祖父母まで、幅広い世代が一緒に遊ぶなら「運まかせ系ボードゲーム」が最適です。
ルールがシンプルで、運次第で勝敗が決まるため、プレイ経験や年齢に関係なく誰もが楽しめるのが特徴です。

『人生ゲーム』はその代表的な例。
ルーレットを回してマス目を進めていくという分かりやすさと、人生の波乱万丈を疑似体験できるドラマ性が、長年にわたり愛されてきた理由です。

『ウノ』や『ごきぶりポーカー』のようなカード系のゲームも、ルールが覚えやすく、盛り上がりポイントが多いので、初めてのボードゲームとしておすすめです。

運要素が強いゲームでは、子どもが大人に勝つことも珍しくないため、自然と場が盛り上がりやすく、「またやりたい!」という声が上がりやすいのも魅力。

特にゲーム慣れしていない家族がいる場合は、まずこのタイプから入って、「楽しい」という成功体験を積むことが大切です。

サイコロやルーレットなど運要素で盛り上がるボードゲームを楽しむ家族

年代別おすすめボードゲームガイド

家族構成はそれぞれ異なり、年齢に応じて楽しめるボードゲームも変わってきます。
この章では、「幼児」「小学生」「中高生」「大人」の4つの年代に分けて、それぞれにぴったりなおすすめボードゲームをご紹介します。
子どもの発達段階や大人の知的好奇心に応じたゲームを選ぶことで、家族全員が無理なく、そして一緒に心から楽しめる時間を作ることができます。

① 幼児(3〜6歳)向けのおすすめボードゲーム

3〜6歳の幼児は、ルールを覚えるよりも「視覚」や「反応」を楽しむ段階にあります。
そのため、色や形の認識、単純な操作でプレイできるゲームが最適です。
また、この時期は集中力が続きにくいため、プレイ時間が短く、すぐに結果が出るゲームを選ぶこともポイントです。

まずおすすめなのが『はじめてのゲーム・果樹園』。
色分けされた果物を収穫するだけという簡単なルールですが、順番を守る・協力して進めるという基礎的なルール理解を学べます。
色彩が豊かで木製パーツも魅力的。

また『バランスゲーム』のような手先の器用さを試すタイプも、幼児の発達に非常に効果的。
崩れそうな塔をそっと積み重ねたり、ドキドキしながら順番を待つ姿に成長を感じることができます。

『ナンジャモンジャ』のような名前をつける遊びも、幼児は意外とハマります。
おかしな名前をつけて笑ったり、言葉の発達にもつながる一石二鳥のゲームです。

3歳から6歳の幼児がカラフルなボードゲームを楽しんでいる様子

② 小学生(7〜12歳)向けのおすすめボードゲーム

小学生になると、ルールの理解力や戦略的思考が育ち始め、より複雑で長めのゲームにも取り組めるようになります。
この時期は「勝つために考える」ことや、「協力・競争」のバランスを楽しむことができるため、ゲームの幅が一気に広がります。

まず定番なのが『ブロックス』。
自分のピースをどこまで広げられるかを考えながら配置していくパズル系ゲームで、論理的思考を楽しく育てられます。
ルールも簡単なので、兄弟や親と一緒に何度でも楽しめるのが魅力です。

『ラビリンス』は迷路を動かして宝物を集めるゲームで、先読みや空間認識力を刺激する知育系ゲーム。
毎回迷路の形が変わるので、リプレイ性も高く飽きがきません。

また『スシゴー』のようなカードドラフト系のゲームは、戦略とスピードの両方が求められ、小学生にぴったりの知的エンタメ。
短時間で何度もプレイでき、友達が遊びに来た時にも活躍します。

小学生が家族と一緒に真剣な顔でボードゲームに挑戦している様子

③ 中高生向けのおすすめボードゲーム

中学生・高校生になると、抽象的な思考や長期的な戦略を立てる力が発達し、大人顔負けの本格的なボードゲームも楽しめるようになります。
また、友人と遊ぶ機会も増えるため、「盛り上がり」「駆け引き」「リプレイ性」が重要になります。

おすすめは『カタンの開拓者たち』。
資源を使って開拓を進めていく中で、他のプレイヤーとの交渉や読み合いが鍵になる名作です。
中高生になると、そうした“人とのやりとり”を楽しめるようになるので、家族でも深く盛り上がれます。

『コードネーム』も非常に人気。
言葉のヒントを出して仲間に正しいカードを当てさせる協力型推理ゲームで、語彙力や発想力、チームワークが試されます。
友達とのプレイにもぴったり。

また、ゲームの世界観やストーリー性を楽しむなら『ナショナルエコノミー』などの経済系ボードゲームもおすすめ。
「遊びながら学べる」ことに価値を感じ始める年代にマッチしています。

中高生が戦略を立てながら本格的なボードゲームに熱中している様子

④ 大人も夢中になれるおすすめボードゲーム

「子どもと遊ぶため」だけではなく、大人同士でも心から楽しめるのがボードゲームの奥深さです。
大人向けのゲームでは、ゲームバランス、デザイン、戦略性など、あらゆる面で完成度が高く、「大人が主役」で遊べる体験が得られます。

『アズール』は、タイルを美しく配置する抽象戦略ゲームで、見た目の美しさと頭脳戦が融合した傑作。
プレイ時間もほどよく、何度遊んでも飽きがこないのが魅力です。

『ドミニオン』はデッキ構築型カードゲームの先駆けで、毎回異なる戦略が求められ、思考力をフル稼働させてプレイする楽しさがあります。
ゲームごとに勝ち筋が変わるため、ハマる人はとことんハマります。

さらに『ディクシット』のようなアートと発想を楽しむゲームは、夫婦や友人との会話を深めるのに最適。
ゲームを通じてお互いの考え方を知ることで、新たな一面を発見できることも。

「大人こそボードゲームの真価を知る」と言われるように、知的で豊かな時間を求める人にぴったりの趣味と言えるでしょう。

大人たちがボードゲームに夢中になりながら戦略を練っている場面

家族の絆が深まる!活用シーン別おすすめゲーム

ボードゲームは「ただ遊ぶためのもの」ではなく、家族の時間を彩る演出ツールでもあります。
特定のシチュエーションに合わせてゲームを取り入れることで、日常の中にちょっとした特別感をプラスできます。
ここでは、よくある家庭のシーン別に、おすすめのボードゲームをご紹介します。

① 雨の日・外出できない日の室内遊びに

雨の日や外遊びができない日は、子どもたちが「ヒマ〜!」と言い出しがちなタイミング。
そんな時こそ、室内でしっかり楽しめるボードゲームの出番です。

おすすめは『ナンジャモンジャ』や『ウノ』といったテンポの良いカードゲーム。
準備も片付けも簡単で、すぐに盛り上がれる点が魅力です。

また、『おばけキャッチ』のような瞬発力と判断力を競うゲームも、家族全員で盛り上がれるだけでなく、笑いの絶えない時間を演出してくれます。

雨の日は気分が落ち込みやすいものですが、ボードゲームで家族全員が顔を合わせて遊ぶことで、ポジティブな時間に早変わり。
あえて「雨の日限定ゲーム」を決めておくと、子どもたちも楽しみに待つようになります。

雨の日に家族が室内でボードゲームを囲んで楽しんでいる様子

② 旅行先・帰省時の娯楽として

旅行先や帰省先では、移動疲れや観光の合間など、意外と“時間を持て余す瞬間”があるもの。
そんな時にコンパクトで持ち運びやすいボードゲームがあると、家族の時間が一層豊かになります。

おすすめは『ラブレター』や『犯人は踊る』のようなコンパクトサイズのカードゲーム。
バッグにスッと入るサイズ感で、旅先の宿や新幹線の中でも気軽にプレイできます。

『ジャストワン』のようにみんなでワイワイ楽しめる協力系ゲームも、親戚との交流時に最適。
初対面同士でも会話のきっかけになり、場の空気を和ませてくれます。

旅先でのひとときを、ただの「移動時間」にするのではなく、「記憶に残る交流の時間」に変える。
そのきっかけとして、ボードゲームは非常に有効な存在です。

旅行先や帰省中の宿で家族がコンパクトなボードゲームを楽しんでいる様子

③ 年末年始・お盆などの家族集合時に

年末年始やお盆は、普段離れて暮らす家族が一堂に会する貴重なタイミング。
そんな特別な時間を、より印象的なものにしてくれるのがボードゲームです。

『人生ゲーム』や『ドンジャラ』など、懐かしさを感じるボードゲームは、世代を超えて楽しめる万能アイテム。
子どもはもちろん、祖父母世代もルールを知っていることが多く、自然と参加しやすいのが魅力です。

人数が多い時には『ワードウルフ』や『カタカナーシ』といったパーティー系ゲームが盛り上がります。
笑い声が絶えず、家族の距離が一気に縮まるのを感じられるでしょう。

「毎年恒例のゲーム大会」など、ボードゲームを家族行事の一部にしてしまうのもおすすめ。
思い出に残るエピソードが、年を重ねるごとに積み重なっていきます。

お正月やお盆に家族全員でボードゲーム大会を楽しんでいる様子

④ 誕生日や記念日のサプライズに

誕生日や記念日といった特別な日を、より思い出深いものにしたいなら、ボードゲームを「サプライズ演出」に取り入れてみるのはいかがでしょうか。

例えば『ディクシット』のように、感性やストーリー性を重視するゲームは、その人の個性を引き出す絶好のツール。
誕生日の主役を中心に進めることで、特別感がぐっと高まります。

また、小さな子どもの誕生日には「その年齢に初めて遊べるボードゲーム」をプレゼントするのも素敵なアイデア。
遊びながら成長を感じられるひとときは、親にとっても感慨深いものになるでしょう。

『ハゲタカのえじき』や『スピードカップス』など、テンポが良く盛り上がりやすいゲームをサプライズ要素として用意すれば、食事やケーキの後も笑顔が続きます。

「ゲームがプレゼント」であり「コミュニケーションのきっかけ」でもある──
そんな二重の喜びを提供してくれるのが、記念日のボードゲームです。

誕生日の主役を囲んで家族がサプライズでボードゲームを楽しんでいる様子

迷ったときはこれ!編集部おすすめTOP3

たくさんのボードゲームがある中で「どれを選べばいいかわからない……」と悩む方も多いはず。
そんなときの参考になるように、編集部が実際にプレイして「これはハズさない!」と感じたおすすめの3作品を厳選しました。
年齢や人数を問わず、家族みんなが楽しめる万能ゲームばかりです。

第1位:ナンジャモンジャ|子どもも大人も爆笑必至の定番

見た目のインパクト、シンプルすぎるルール、そして笑いの連続──
『ナンジャモンジャ』は、まさに「家族ボードゲーム」の王道です。

ゲームのルールは、キャラクターカードがめくられるたびに名前をつけ、再登場したらその名前を叫ぶだけ。
しかし、その名付けが奇想天外すぎて、毎回爆笑が起きるのが最大の魅力。
子どもは自由な発想でおかしな名前を連発し、大人もつられて笑ってしまいます。

実際に編集部では、3歳の子どもから60代の祖父母まで参加し、全員が腹を抱えて笑いました。
「ルール説明が30秒」「準備片付けが一瞬」「何回やっても飽きない」この3拍子がそろっているのは強い!

初めてボードゲームを導入するご家庭に、最初の1本として圧倒的におすすめです。

ナンジャモンジャをプレイして家族全員が笑い転げている場面

第2位:ブロックス|戦略好きにもおすすめ!知育要素満載

カラフルなピースをボードに配置していく『ブロックス』は、ルールがシンプルなのに奥が深く、年齢問わずハマる人続出の戦略型ゲームです。

ゲームの目的は、自分の色のピースをできるだけ多く配置すること。
ただし、自分のピースは角と角でしか接することができず、他のプレイヤーの動きにも注意しながら進める必要があります。

小学生の子どもにとっては、空間認識力や先を読む力のトレーニングに。
大人にとっては、相手の手を読みながら自分の陣地を広げる“陣取りバトル”として、つい本気になってしまうゲームです。

実際に編集部でも、最初は「子ども向けかな?」と思っていたスタッフが、対戦するうちにどんどん熱くなり、何度もリベンジを申し出るほど白熱しました。

家族みんなで頭を使いながら楽しめる、知的かつ盛り上がる名作です。

ブロックスを囲んで真剣な表情で戦略を練る家族の様子

第3位:ジャストワン|協力プレイで会話が盛り上がる

『ジャストワン』は、プレイヤー全員で協力して「お題の言葉」を1人に伝えるという、言葉と発想を活かすパーティーゲーム。
家族の会話が弾み、互いの思考パターンを知ることで絆も深まります。

ゲームの流れはシンプル。
お題カードを見ずに持っているプレイヤーに対し、他のプレイヤーは“1単語だけ”のヒントを書いて伝える。
ただし、他の人とヒントがかぶると、そのヒントは無効になるため、ひねりが必要。

この絶妙なバランスが、家族同士の「分かってるけど、あえてこう書く」などの駆け引きや、笑いを生み出します。
また、「あの言葉なら伝わるはず!」という信頼や予想が外れたときのリアクションも最高。

編集部では「家族の思考回路が丸見えになるのが面白い」「普段話さない親子の間でも距離が縮まった」と大好評。
笑いと感動を両方味わえる名作です。

ジャストワンでお題を推測しながら盛り上がる家族の様子

よくある質問&トラブル対処法

家族でボードゲームを楽しむ中で、ふと疑問に思うことや、予想外のトラブルが起きることもあります。
ここでは、よくある質問とその解決策、さらに家族間で起こりやすいゲーム中のトラブルとその対処法を、Q&A形式でわかりやすくご紹介します。

Q1. 子どもが負けて泣いてしまうとき、どう対応すればいい?

子どもは「負ける」ことに慣れていないため、ゲーム中に泣いてしまうケースは珍しくありません。
その際は、まず感情を受け止めることが大切です。
「悔しかったね」「でも最後まで頑張ったのはすごいね」と、結果よりも過程を褒めてあげましょう。

また、協力型のゲームに切り替えるのも一つの方法です。
全員で勝ちを目指すタイプなら、勝ち負けのプレッシャーが減り、自然と笑顔でプレイできるようになります。

小さな成功体験を積ませることが「負けても楽しい」に繋がります。
勝ったときだけでなく、うまくできた時にもしっかり褒めてあげるのがポイントです。

ボードゲームで負けて泣いてしまった子どもを優しくフォローする家族の様子

Q2. ルールを覚えるのが苦手な家族がいる場合は?

ボードゲームに慣れていない家族や高齢の親などは、複雑なルールを覚えるのが苦手なことがあります。
その場合は、以下の3つの工夫でスムーズにプレイできます。

1つ目は、「ルールがシンプルなゲーム」を選ぶこと。
『ナンジャモンジャ』『ウノ』『ごきぶりポーカー』などは、直感的に理解でき、初見でもすぐに参加できます。

2つ目は、「実演しながら説明する」こと。
文章で説明するよりも、実際に1ターン遊んでみせることで理解が深まります。

3つ目は、「初回は勝ち負けをつけない」こと。
慣れるまではゲームを通して遊び方を学ぶ姿勢が大切です。
「最初は練習だよ」と伝えるだけで、気楽に楽しめるようになります。

「みんなで楽しく過ごすこと」が目的なので、多少ルールが曖昧でも柔軟に楽しむ姿勢が理想です。

ルールを覚えるのが苦手な家族にやさしく実演して教えている様子

Q3. 途中で飽きてしまう子どもにはどう対応すべき?

ゲーム中に子どもが飽きてしまう原因には、「プレイ時間が長すぎる」「自分のターンが少ない」「ルールが難しい」などがあります。
対策としては、ゲーム選びとプレイスタイルの工夫が有効です。

まずは「15〜30分程度」で終わる短めのゲームを選びましょう。
集中力が続きにくい子どもには、『おばけキャッチ』や『ナンジャモンジャ』のように展開が速く、テンポの良いゲームが向いています。

また、「誰かのターンを待つ時間」が長いと飽きやすくなるため、同時にアクションがあるゲームや、他プレイヤーの行動にも注目が集まるゲームがおすすめです。

どうしても飽きてしまった時は、無理に続けさせず、「今日はここまでにしよう」と切り上げるのも大切。
ゲームの時間そのものより、「楽しい思い出」に残るかどうかが、次回のモチベーションに繋がります。

ボードゲームに飽きてしまった子どもに優しく対応する家族の場面

Q4. ケンカになったときの対処法は?

家族でボードゲームをしていると、勝ち負けや意見の食い違いからケンカに発展してしまうこともあります。
そうした場合、すぐに対話でリセットできるような環境づくりが大切です。

まず意識したいのは、「ゲームの目的は楽しむこと」であるという共通認識を持つこと。
ゲーム開始前に「勝ち負けより楽しむことを大事にしようね」と一言添えるだけでも効果があります。

ケンカが起きた際は、「誰が悪いか」ではなく、「どうすれば楽しく続けられるか」に焦点を当てましょう。
冷静に話し合えるよう、いったんゲームを中断し、お茶を飲んで気分を切り替えるのもおすすめです。

また、ゲーム後に「今日はここが楽しかったね」とポジティブな話題で締めくくることで、ネガティブな空気を残さずに済みます。

ケンカを恐れてゲームを避けるのではなく、逆に「感情を共有する良い機会」として向き合う姿勢が、家族の絆をより深めてくれるのです。

ボードゲーム中にケンカになった場面で冷静に対処している家族の様子

まとめ:ボードゲームで家族の時間を特別にしよう

忙しい毎日の中で、家族みんなが顔を合わせて笑い合う時間は、思っている以上に貴重です。
そんな時間をもっと「特別なもの」に変えてくれるのが、ボードゲームの持つ魔法の力です。

本記事では、「面白さ」を基準にした選び方や、年齢・シーン別のおすすめゲーム、さらにはトラブル対処法まで、家族でボードゲームを楽しむためのノウハウをご紹介してきました。

ポイントは、「年齢や性格に合ったゲームを選ぶこと」「勝ち負けよりも楽しさを優先すること」「家族それぞれの得意を活かせる場面をつくること」。
これらを意識するだけで、同じゲームでも何倍も深く、楽しい体験に変わります。

ボードゲームは、ただの“遊び道具”ではなく、心の距離を縮めるコミュニケーションツールです。
親子の信頼関係を育み、兄弟の絆を強め、世代を超えて笑顔を共有できる。

「今日は一緒にゲームしようか?」その一言が、家族の未来を豊かにしていく小さな第一歩です。
まだボードゲームを家庭に取り入れていない方は、ぜひこの機会に、1つお気に入りを見つけてみてください。

きっとそこから、たくさんの笑顔と思い出が生まれることでしょう。

ボードゲームを通じて家族が笑顔で特別な時間を過ごしている感動的な場面

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